東京見物9

TVなどでは観たことがありますが初めて訪れました．気になっていたスポットの一つです．昔ですが，すぐ近くの「東京ドーム」には何度か足を運んだことがあります．先ず「小石川後楽園」の概要（「小石川後楽園」のパンフレットより抜粋）です．　江戸時代初期，寛永6年（1629）に水戸徳川家の祖である頼房が，その中屋敷（のちに上屋敷となる）に造ったもので，二代藩主の光圀の第二完成した庭園です．後楽園の名は，中国の范仲淹（はんちゅうえん）「岳陽楼記（がくようろうき）」の「天下の憂いに先立って憂い，天下の楽しみに後れて楽しむ」から名づけられました．　小石川後楽園は文化財保護法によって国の特別史跡・特別名勝に指定されています．この重複指定を受けているのは，全国でも小石川後楽園，浜離宮恩賜庭園，金閣寺など，ごく限られています．

２０18年4月2日撮影入場券（一般）は300円/人ですが，65歳以上は150円になります．	２０18年4月2日撮影観光客は少ないと思っていたのですが，予想外に多かったことと外国人の割合が高いと感じました．

２０18年4月2日撮影	２０18年4月2日撮影遠方に見える高層ビルは「東京ドームホテル」．

２０18年4月2日撮影これは「丸屋（まろや）」です．田舎のわびた茶屋のたたずまいを現している．戦災で焼失したが昭和41年に復元した（横の駒札より）．	２０18年4月2日撮影「ソメイヨシノ」は既にほぼ散っていました．

２０18年4月2日撮影写真右側は「東京ドームシティアトラクションズ（旧　後楽園遊園地）」です．	２０18年4月2日撮影この石橋は「円月橋（えんげつきょう）」です．今では渡ることはできません．朱舜水（明の儒学者）の設計と指導により名工「駒橋喜兵衛」が造った．橋が水面に映る形が満月になることからこの名がつけられた．後に八代将軍吉宗が江戸城吹上の庭に造ろうとしたが果たせなかった．（横にある駒札より）

２０18年4月2日撮影	２０18年4月2日撮影

２０18年4月2日撮影静かで，緑が多い風景から文京区とは思えません．	２０18年4月2日撮影「愛宕坂」です．京都愛宕山の城にならって造られたもので，47段の石段からなっている．（駒札より）

２０18年4月2日撮影坂道をほぼ登りきったところに何やら石の塔が？	２０18年4月2日撮影上から見ることによって正体が分かりました．「立ち手水鉢」とのことです．水はどこからか引いてきたのでしょうか？

２０18年4月2日撮影高台からの眺め．	２０18年4月2日撮影何やら“遺跡”っぽいですが？横の説明文によれば「八卦堂（はっけどう）跡」とありました．以下はその説明文です．二代光圀七歳のとき，将軍家光に謁見したおり「文昌生（ぶんしょうせい）」像を頂戴した．後に光圀は文学を好むようになり，文昌生を思い起こし八卦堂を造りその像を安置したという．なおおこの堂は大正十二年の関東大震災で焼失した．

２０18年4月2日撮影	２０18年4月2日撮影

２０18年4月2日撮影	２０18年4月2日撮影

２０18年4月2日撮影これらの石の模様などからも豪華な建造物だったことが窺えます．	２０18年4月2日撮影この石には“矢穴”もあります．

２０18年4月2日撮影ここは？横の説明書き（以下）に依れば「小町塚」とのこと．塚石が常陸の産地であることから，光圀が戯れて小町塚と呼んだといわれる．	２０18年4月2日撮影「小町塚」にあった明らかに加工された石は何か？分かりません．

２０18年4月2日撮影この岩も正体不明です．	２０18年4月2日撮影

２０18年4月2日撮影ここにも不思議な岩が？	２０18年4月2日撮影「コケ」が綺麗な梅林です．光圀は号を「梅里」と称するほど梅を好みました．2月上旬には紅梅，白梅など30種類ほどの梅がさきます．

２０18年4月2日撮影またまた変わった岩が？横の説明書きには「琴画亭跡」とありましたが，これ以上のことは分かりません．	２０18年4月2日撮影これは「不老水」とありました．説明書きは以下の通り．この井戸がいかなる旱魃にも水が枯れず，またいかなる洪水にもあふれ出すことがなかったことから不老水と呼ばれる．

２０18年4月2日撮影全体的に「イロハモミジ」が多いようです．	２０18年4月2日撮影手前が「稲田」，奥が「花菖蒲田」．奥には「ソメイヨシノ」がまだ残っています．「ショウブ」の季節も見応えがあるでしょうね！

２０18年4月2日撮影これは「九八屋（くはちや）」．横の説明書きは下記の通り．江戸時代の風流な酒亭の様子を現した．この名の由来は「酒を飲むに昼は九分夜は八分にすべし」と酒飲みならず万事控えるを良しとする，との教訓による．戦災により焼失したが昭和34年に復元した．	２０18年4月2日撮影先に見えるのは「赤門」．

２０18年4月2日撮影「九八屋」の近くにありましたが何でしょうか？	２０18年4月2日撮影

２０18年4月2日撮影	２０18年4月2日撮影「シダレザクラ」．写真左手に見えるのは「東京ドーム」．

２０18年4月2日撮影この「シダレザクラ」の下で記念写真を撮っている観光客をたくさん観ました．	２０18年4月2日撮影この「シダレザクラ」は推定樹齢約40年とのことです．

２０18年4月2日撮影	２０18年4月2日撮影またまた不思議な岩が・・・どうも“陰陽”の“陽”とのこと．ということは “陰”があるようです（これは次回にでも）．

２０18年4月2日撮影ここは？「西行堂跡」です．近くの駒札には下記の記載がありました．藩祖頼房の時代に，御鞍打師「小野荘兵衛」作の西行法師の木像を安置したことから西行堂と名づけられた．ここにある西行の歌碑は，九代斉昭の「駐歩泉」の碑にちなみ同夫人が建てたものである．なおこの堂は戦災により焼失した．	２０18年4月2日撮影

２０18年4月2日撮影	２０18年4月2日撮影この歌碑の文字は良く見えませんでしたが，下記の句が刻まれているとのこと．道のへにしみずながるる柳かげしばしとてこそ立ち止まりつれ西行法師

２０18年4月2日撮影狛犬も長い年月に亘り，この「小石川後楽園」を見守っていたのではないでしょうか？	２０18年4月2日撮影この水源は？

TVなどでは観たことがありますが初めて訪れました．気になっていたスポットの一つです．昔ですが，すぐ近くの「東京ドーム」には何度か足を運んだことがあります．先ず「小石川後楽園」の概要（「小石川後楽園」のパンフレットより抜粋）です．　江戸時代初期，寛永6年（1629）に水戸徳川家の祖である頼房が，その中屋敷（のちに上屋敷となる）に造ったもので，二代藩主の光圀の第二完成した庭園です．後楽園の名は，中国の范仲淹（はんちゅうえん）「岳陽楼記（がくようろうき）」の「天下の憂いに先立って憂い，天下の楽しみに後れて楽しむ」から名づけられました．　小石川後楽園は文化財保護法によって国の特別史跡・特別名勝に指定されています．この重複指定を受けているのは，全国でも小石川後楽園，浜離宮恩賜庭園，金閣寺など，ごく限られています．

２０18年4月2日撮影入場券（一般）は300円/人ですが，65歳以上は150円になります．	２０18年4月2日撮影観光客は少ないと思っていたのですが，予想外に多かったことと外国人の割合が高いと感じました．

２０18年4月2日撮影	２０18年4月2日撮影遠方に見える高層ビルは「東京ドームホテル」．

２０18年4月2日撮影これは「丸屋（まろや）」です．田舎のわびた茶屋のたたずまいを現している．戦災で焼失したが昭和41年に復元した（横の駒札より）．	２０18年4月2日撮影「ソメイヨシノ」は既にほぼ散っていました．

２０18年4月2日撮影写真右側は「東京ドームシティアトラクションズ（旧　後楽園遊園地）」です．	２０18年4月2日撮影この石橋は「円月橋（えんげつきょう）」です．今では渡ることはできません．朱舜水（明の儒学者）の設計と指導により名工「駒橋喜兵衛」が造った．橋が水面に映る形が満月になることからこの名がつけられた．後に八代将軍吉宗が江戸城吹上の庭に造ろうとしたが果たせなかった．（横にある駒札より）

２０18年4月2日撮影	２０18年4月2日撮影

２０18年4月2日撮影静かで，緑が多い風景から文京区とは思えません．	２０18年4月2日撮影「愛宕坂」です．京都愛宕山の城にならって造られたもので，47段の石段からなっている．（駒札より）

２０18年4月2日撮影坂道をほぼ登りきったところに何やら石の塔が？	２０18年4月2日撮影上から見ることによって正体が分かりました．「立ち手水鉢」とのことです．水はどこからか引いてきたのでしょうか？

２０18年4月2日撮影高台からの眺め．	２０18年4月2日撮影何やら“遺跡”っぽいですが？横の説明文によれば「八卦堂（はっけどう）跡」とありました．以下はその説明文です．二代光圀七歳のとき，将軍家光に謁見したおり「文昌生（ぶんしょうせい）」像を頂戴した．後に光圀は文学を好むようになり，文昌生を思い起こし八卦堂を造りその像を安置したという．なおおこの堂は大正十二年の関東大震災で焼失した．

２０18年4月2日撮影	２０18年4月2日撮影

２０18年4月2日撮影	２０18年4月2日撮影

２０18年4月2日撮影これらの石の模様などからも豪華な建造物だったことが窺えます．	２０18年4月2日撮影この石には“矢穴”もあります．

２０18年4月2日撮影ここは？横の説明書き（以下）に依れば「小町塚」とのこと．塚石が常陸の産地であることから，光圀が戯れて小町塚と呼んだといわれる．	２０18年4月2日撮影「小町塚」にあった明らかに加工された石は何か？分かりません．

２０18年4月2日撮影この岩も正体不明です．	２０18年4月2日撮影

２０18年4月2日撮影ここにも不思議な岩が？	２０18年4月2日撮影「コケ」が綺麗な梅林です．光圀は号を「梅里」と称するほど梅を好みました．2月上旬には紅梅，白梅など30種類ほどの梅がさきます．

２０18年4月2日撮影またまた変わった岩が？横の説明書きには「琴画亭跡」とありましたが，これ以上のことは分かりません．	２０18年4月2日撮影これは「不老水」とありました．説明書きは以下の通り．この井戸がいかなる旱魃にも水が枯れず，またいかなる洪水にもあふれ出すことがなかったことから不老水と呼ばれる．

２０18年4月2日撮影全体的に「イロハモミジ」が多いようです．	２０18年4月2日撮影手前が「稲田」，奥が「花菖蒲田」．奥には「ソメイヨシノ」がまだ残っています．「ショウブ」の季節も見応えがあるでしょうね！

２０18年4月2日撮影これは「九八屋（くはちや）」．横の説明書きは下記の通り．江戸時代の風流な酒亭の様子を現した．この名の由来は「酒を飲むに昼は九分夜は八分にすべし」と酒飲みならず万事控えるを良しとする，との教訓による．戦災により焼失したが昭和34年に復元した．	２０18年4月2日撮影先に見えるのは「赤門」．

２０18年4月2日撮影「九八屋」の近くにありましたが何でしょうか？	２０18年4月2日撮影

２０18年4月2日撮影	２０18年4月2日撮影「シダレザクラ」．写真左手に見えるのは「東京ドーム」．

２０18年4月2日撮影この「シダレザクラ」の下で記念写真を撮っている観光客をたくさん観ました．	２０18年4月2日撮影この「シダレザクラ」は推定樹齢約40年とのことです．

２０18年4月2日撮影	２０18年4月2日撮影またまた不思議な岩が・・・どうも“陰陽”の“陽”とのこと．ということは “陰”があるようです（これは次回にでも）．

２０18年4月2日撮影ここは？「西行堂跡」です．近くの駒札には下記の記載がありました．藩祖頼房の時代に，御鞍打師「小野荘兵衛」作の西行法師の木像を安置したことから西行堂と名づけられた．ここにある西行の歌碑は，九代斉昭の「駐歩泉」の碑にちなみ同夫人が建てたものである．なおこの堂は戦災により焼失した．	２０18年4月2日撮影

２０18年4月2日撮影	２０18年4月2日撮影この歌碑の文字は良く見えませんでしたが，下記の句が刻まれているとのこと．道のへにしみずながるる柳かげしばしとてこそ立ち止まりつれ西行法師

２０18年4月2日撮影狛犬も長い年月に亘り，この「小石川後楽園」を見守っていたのではないでしょうか？	２０18年4月2日撮影この水源は？