昆明ⅱ


7時台の飛行機で「昆明」から「麗江」へ移動．朝5:30起床です．この飛行機からの写真のタイムスタンプは「午前7:10」です．

「玉龍雪山国立公園」の入り口に到着．これは象形文字の「東巴（トンパ）文字」と中国語（漢字）の対比表です．動詞や形容詞は全く理解できませんね（当然ですが）．	小雨で肌寒い天候になり，皆さん防寒対策ばっちりです．恐らく10月に入れば完全な防寒対策が必要です．

ロープウェイでさらに登ります．

乗合電動カートでさらに奥の「雲杉平原」へと移動します．	ほとんど原生林で，空気も美味しいです．

「雲杉平原」は中国語で「雲（云）杉坪」なんだ・・・と思いながら，その隣には「能量（エネルギー）補給駅」とあり，つまりお菓子・飲み物の売店です．	もの凄い数の所謂「絵馬」です．書いてあることは日本と同じで幸福，健康等の願い事です．

民族衣装の貸出もあります．	貸衣装屋さんのお姉さん達です．「いらっしゃーい」などともっと客を呼び込めばと思うのですが・・・．

トーテムポールにもたくさんの「絵馬」が掛けられていました．快晴ならこのトーテムポールの後方に標高5596mの「玉龍雪山」が見えるはずでした．	万年雪を見たかったのですが，視界が悪く雪渓らしいもの（?）しか確認できませんでした．

「玉龍雪山」からの聖なる水がこの「藍月谷」の川となっています．中国で初めてみた透明&ブルーの綺麗なせせらぎです．これまで土色の河川しか見たことがありませんでした．

それほど寒くはありませんでしたが，何故か猫のように丸まって寝ている犬．近寄っても完璧に“自分の世界”で，微動だにしません．きっと楽しい夢を見ているのではないでしょうか．

下の写真の様に「ヤク」は観光客を，その背に乗せて写真に収まる重要な仕事をしています．



「九寨溝」には及ばないと思いますが，吸い込まれそうな青々とした水でした．

岩にも「東巴（トンパ）文字」が・・・この文字は「愛情」を示しているとのこと．	山から下りて車で移動，真っ直ぐな道路でちょっぴり感動．

「風雅な古道」ということでしょうか?旧市街「束河古鎮」散策へ．門の屋根には「ニャロメ」がいます．	旧市街をウロウロ・・・怪しい外国人? 「麗江古城」と共に世界遺産に登録されましたが，この後に訪問する「麗江古城」よりもこじんまりした感じです．

水と共に生活しています．飲食店も水を活かしてレイアウトされ，子洒落た雰囲気があります．

水路には，透明な「玉龍雪山」の雪解け水が流れています．石畳と水路・・・良い感じですね～．	名前が「ミニパリ?」，小洒落たレストラン．

昼食時の「青島ビール」です．たくさん歩いたので喉が渇きました．	雲南省も四川料理に近い辛さの料理が多いです．麻婆ナスが美味でした．

長閑な感じで，時間がゆっくりと過ぎていく気がします．	地元で取れたての新鮮な果物を売っています．注目すべきは手前にある大きな円形の物はヒマワリ（向日葵）の種です．この写真の続きには一人の男性がこのヒマワリの種を購入し，種をむしり，食べながら歩いている姿を目撃（写真も撮影）しました．

銀細工をしている職人．	日差しが強く，日傘をさしている人も見掛けます．

「ニャロメ」発見！やはり，単なる飾りではなさそうです．	小さくて分かり難いですが，屋根の中央に「ニャロメ」がいました．

成都でもこのような観光地化した街並みがありましたが，何故か赤提灯がありましたね．	「束河古鎮」中心の「四方街」について説明書があります．道路が四方へ向かい，水路に取り囲まれた広場は，古くから麗江の市場の一つだったと往時の良き時代を語っています．

とても歩き難い石橋ですが，約400年前の明王朝時に架けられた「青龍橋」です．今は亡き高倉健さん主演の映画「単騎，千里を走る」のロケ地の一つらしいです．高倉健さんに関して下記のエピソードを見つけました．本当に素晴らしい方だったのですね．「雲南省でのロケの際，雲南省政府が明代に日本人僧侶が雲南に住んだという歴史の手掛かりを探り，それによって大理の人たちが６００年余り，この供養塔を守っていたことがわかったという話を聞いて深く感動し，塔の補修に１万ドルを寄付した」（中華人民共和国駐日本国大使館ホームページより引用）	トイレの表示にも「東巴（トンパ）文字」が使われています．

ここにも「ニャロメ」が・・・存在感がありますね．インターネットで調査したところ，家の守り神であることは間違いありません．雲南省の少数民族にみられる独特の風習とのことです．因みに「瓦猫」と言われています．これで，初日からの「ニャロメ」の謎が解けました．	石畳で良い感じの裏通りですね．「西安」でもかなり奥まった裏通りを散策したことがあります．

道路脇の流れ，かなり透明ですよ～．恐らく，聖なる山である「玉龍雪山」の恵みを大切にしているのではないかと思います．	犬も石畳の上で，のんびりとしています．

地元産果物の直売所です．美術のモデルみたいな感じのする写真が撮れました．実は，果物の店の写真を撮るのが好きです．何故なら自然の彩が大好きだからです．	この街の「夜」はどんな感じに変化するのでしょうか?ちょっと興味があります．

屋根が朽ちそうで心配なレストラン「川菜館」は四川料理ですね．	道端に腰かけて刺繍をする女性．聞いたところによると，この地域の少数民族の間では「女性～刺繍～愛」のキーワードがあるようです．

自分の腕枕で昼寝中！リードを着けている犬は見掛けません．	刺繍と共に染物も名産地のようです．色っぽいが魅力的な図柄と色彩の暖簾．

広州の街では見かけない形の瓦屋根の端部．	エンジン部は耕耘機，後ろはトラックという乗り物．まだ新しいようです．
いや～それにしても早朝からのハードスケジュールに関わらず，良く歩きました．しかし，これでも本日（9月23日）予定の前半です．このページ最後の写真のタイムスタンプはなんと14:08でした．頑張るぞ～！